「妊娠・育児を考えるリウマチサークル」開催のお知らせ

院長からのメッセージ

関節リウマチの治療は向上しており、症状や関節破壊の進行をおさえられる方が多くなりました。ただ、治療は、早くから計画的に行うことがなにより重要です。また、治療は、関節リウマチの状態を考えながら、目標を決め、それぞれの患者さんに合わせて組み立てます。

そのため、学業・仕事、妊娠・出産・育児、社会活動・趣味…、様々なことについて考え方や将来のご希望を、医師・看護師・薬剤師などに伝えて話し合うことも大切です。 そして、この年代は、女性特有の体の変化やリスクを抱える時期でもあります。長く健やかに過ごしていくためには、関節リウマチだけでなく、ほかの病気の予防や管理も大事なことです。

妊娠・出産を望んでおられる方は、関節リウマチの状態が悪いと、妊娠しにくさや妊娠中のリスクに影響しますので、まずはしっかり関節リウマチをコントロールすることが大事です。そして、赤ちゃんやお母さんに悪影響のある薬は中止するなど、妊娠を目指す前から妊娠に向けた準備をする必要があります。

皆さんが、毎日の生活や人生で大切にしたいことや心配していることなどを私たち医療従事者と話し合い、皆さんに必要な治療や健康管理をして、一つ一つ希望を実現しながら過ごして いかれることを願っています。